不動産お役立ちコラム
ローコスト住宅のデメリットとは?後悔しないために安い理由や問題点を知ろう
低価格で家が建てられる「ローコスト住宅」は、夢のマイホームへのハードルを下げてくれる魅力的な住宅です。
ですが安いからこそ「住宅品質に問題はないか」「住んでから後悔することはないか」と不安に思う人も多いです。
そこで今回は、ローコスト住宅のメリット・デメリットや安い理由、後悔しないための注意点などを解説します。
【コラムでわかること】
- ローコスト住宅のメリット・デメリット
- ローコスト住宅の安さの理由
- ローコスト住宅で後悔しないための注意点
目次
ローコスト住宅とは
ローコスト住宅とは1000万円台から建てられる安価な住宅のことです。
一般的な注文住宅の坪単価は「70万円~80万円」ですが、ローコスト住宅の坪単価は「30万円~50万円」程度なため半額ほどで建築することが可能です。
【30坪の住宅の場合】
注文住宅(坪単価70万円) | 2,100万円 |
ローコスト住宅(坪単価30万円) | 900万円 |
上記のように1000万円以上安く住宅を建てることも可能なためマイホームを購入しやすいと注目されています。
ローコスト住宅の安さの理由
ローコスト住宅の最大のメリットは安さですが、安いからこそ住宅の品質に不安を覚える方もいます。
しかし、品質を落とさずに低価格を実現しているハウスメーカーが多く、それには下記のような理由があります。
【安くできる理由】
- 人件費の削減
- 材料費の削減
- 広告宣伝費の削減
ローコスト住宅では、使用する建材や設備がある程度決まっているため大量発注でき、個別に発注するより大幅に材料費を削減できます。
また、シンプルな間取りは効率的な施工が可能になり、施工期間を短縮させ人件費を減らしています。
そのほか、広告宣伝費(モデルハウスの建築や維持・パンフレットなど)を最小限にするなど建築とは関係ない費用を減らす努力をしています。
ローコスト住宅のメリット
低価格だから住宅ローンが安心
マイホームを購入する方の多くが住宅ローンを組みます。
住宅ローンを35年間など長期契約するからこそ、ちゃんと返済できるか不安になる方も多いです。
ですが、ローコスト住宅で建築費用を安く抑えることで無理のない返済計画がしやすくなります。
また、住宅ローンの負担を減らすことでご家族にあったお金の使い方ができます。
「お子様の教育費」「老後のための貯金」「旅行やイベント費」などにお金をまわすことができますね。
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契約から引き渡しまでの期間が短い
注文住宅の場合、契約からお引き渡しまで「1年~1年半」程度かかります。
0から設計するため間取りやデザインを決めるにも時間がかかり、着工から完成するまでにも時間がかかります。
ですが、ローコスト住宅では契約からお引き渡しまで「6か月~8カ月」程度と短い期間でお引き渡しができます。
「お子様の入学までに引っ越したい」など早めに引っ越したい方には余裕のあるスケジュールを立てやすいメリットがあります。
また「新居完成までの仮住まいの賃料」や「賃貸物件にお住いの方の賃料」を節約することができます。
予算にメリハリをつけやすい
基本の建築費用が安いからこそ、こだわりたい箇所に予算をかけることができます。
「キッチンなどの水回りのグレードを上げる」「床暖房の設置」「全館空調を取り付ける」などご家族にとって本当に必要な設備だけを厳選することができます。
必要のない設備にお金をかけることがないためメリハリのある予算が可能です。
プロが設計した無駄のないプランなので安心
ローコスト住宅は「いくつかの間取りプランから選ぶ規格住宅」で費用を抑える住宅が多いです。
間取りやデザインをプロの設計士が作った中から選ぶため、大きな失敗がおきにくく安心です。
また、シンプルな間取りはリフォームやリノベーションがしやすくなっています。
リフォームで間取り変更することで、将来お子様の独立や老後の生活などライフスタイルが変わっても長く快適に過ごすことができますね。
ローコスト住宅のデメリットと問題点
間取りやデザインの自由度が低い
ローコスト住宅は、注文住宅と比べて「間取りやデザインの自由度が低い」デメリットがあります。
「オリジナルの間取りにしたい」「ほかとは違うデザインにしたい」などこだわりが強い人には向いていません。
設備のグレードが注文住宅と比べて低い
価格を安く抑えるために注文住宅と比べて設備や材料のグレードが低い傾向です。
たとえば、洗面台はおしゃれで高級感のある「システム洗面台」ではなく、コンパクトですべてが一体化している「ユニット洗面台」などが多いです。
もちろんハウスメーカーによっては標準設備のグレードが高い住宅もあります。
そのため、坪単価と合わせてカタログなどで設備を比較してみるといいでしょう。
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オプション追加費用が割高
ローコスト住宅では標準仕様で価格を安く抑えるための企業努力をしています。
そのため、オプション追加費用や個別のプラン変更費用が割高になるケースがあります。
断熱性・気密性・耐久性などの性能が低い場合も
ローコスト住宅でも低価格・高品質の住宅はあります。
しかし、大手ハウスメーカーのグレードの高い住宅と比べて断熱性や気密性などが劣ることがあります。
もちろん住宅性能の基準はクリアしているため、1000万円以上高い費用を出すほどの価値や違いがあるのかは個人の感じ方によります。
ローコスト住宅で後悔しないための注意点
間取りやデザインの種類と自由度を確認
間取りやデザインをプランの中から選択することが多いローコスト住宅ですが、好みのものが含まれているか確認することが重要です。
大幅に間取り変更ができないことが多いため、ハウスメーカーによって異なる間取りやデザインを比較してみましょう。
また、こだわりの設備などがあれば事前に導入可能か確認しておくことも重要です。
坪単価の安さではなく総費用を確認
ローコスト住宅で元の建築費用を安く抑えられても、トイレ・キッチン・お風呂などの設備のグレードを上げることで総費用が高くなることがあります。
オプション追加をしすぎて予算オーバーにならないためにも、標準仕様の設備やグレードを確認しておくとよいでしょう。
アフターサービスなどの保証を確認
アフターサービスや保証内容が低いと劣化した際のメンテナンス費用が高くなることがあります。
また、保証期間が短いといざ故障した際に連絡しても対象外とされてしまうケースもあります。
後悔しないためにも住んでから重要になる保証内容を十分確認しておきましょう。
ローコスト住宅がおすすめの人は?
【ローコスト住宅がおすすめの人】
- 購入費用を安く抑えたい人
- こだわりが強くない人
- 間取りやデザインを選択したい人
- 自己資金を多く準備できない人
ローコスト住宅は低予算でご家族にあった間取りやデザインを選択できるメリットがあります。
細部までこだわった住宅でなくてもいいという方は、コストパフォーマンスの高いローコスト住宅で満足される方が多いです。
ローコスト住宅のデメリットを確認し後悔しない家づくりをしよう
ローコスト住宅は1000万円台で住宅を購入できることから無理のない住宅ローン返済がしやすくなります。
ただし設備や住宅性能、間取りプランなどで後悔しないためにもハウスメーカーごとの標準仕様を確認することが重要です。
また、快適な住宅にするためには住環境も重要です。
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