不動産お役立ちコラム

【土地購入の基本の流れ】決済までの7つの手順や期間、重要な3つの注意点を解説

【土地購入の基本の流れ】決済までの7つの手順や期間、重要な3つの注意点を解説

気に入った土地を見つけても手続きの流れや準備する物など全体像が分からないと決断しにくいかと思います。

そこで本記事では、土地購入の基本となる「流れ」「期間」「注意点」「必要な物やお金」について解説します。

全体の流れを把握できるため初めて土地を購入する方におすすめの内容になっています。

 

【コラムでわかること】

  • 土地購入の7つの流れと期間
  • 土地購入までに必要になる物とお金の一覧
  • 知っておきたい購入時の注意点

【土地購入】契約から引き渡しまでの期間は2カ月~3カ月

カレンダー

土地の契約から引き渡しまでの期間は2カ月~3カ月が目安です。

住宅ローンを利用して土地を購入する場合には「仮審査」や「本審査」が必要になり、所有権を移すための登記手続きも行います。

また、土地購入だけでは住宅ローンを利用できないため、注文住宅を建てる場合には「つなぎ融資」や「土地先行融資」を利用することになります。

つなぎ融資などは建物プランや見積書が必要になることが多いですが、プラン作成にかかる時間はご家庭ごとに異なるため期間内に含めていません。

土地購入から引き渡しまでに準備する物やお金一覧

銀行通帳と印鑑

土地の引き渡しまでの手続きでは、不動産会社が必要な書類や準備するお金を説明してくれるためそこまで心配する必要はありません。

ですが、スムーズに手続きを行うためにも事前に内容を確認しておきましょう。

 

【必要な物】

  • 本人確認書類(免許証やパスポート)
  • 健康保険証
  • 通帳
  • 実印(印鑑証明証)
  • 住民票
  • 源泉徴収票や納税証明書
  • 建物プランや見積書

 

【必要なお金】

  • 手付金
  • 頭金(必須ではない)
  • 印紙代(売買契約書と金消契約書に貼る)
  • 仲介手数料
  • 住宅ローン関連費(団体信用保険料・事務手数料)

土地購入の流れ・7つステップ

土地購入の全体の流れは下記になります。

 

  1. 土地探し
  2. 「買付証明書」を提出し「仮押さえ」
  3. 住宅ローンの「仮審査」
  4. 土地の契約・重要事項説明
  5. 住宅ローンの「本審査」
  6. 金融機関と「金消契約」
  7. 「決済」土地の引き渡し

 

7つのステップについてわかりやすく解説します。

〇茨城県で土地購入をご検討中の方は住宅市場まで>>>選ばれる理由

①土地探し

土地探しの流れは「インターネット検索」→「不動産会社に相談」がおすすめです。

まずは、大手検索サイトである「スーモ」「アットホーム」「ホームズ」などで土地相場を知ることが大切です。

予算を決めるためにも、割高な土地を購入しないためにも上手に活用してみましょう。

ですが、検索サイトだけでは詳細情報や注意点を確認できないため、最後は不動産会社に相談し内容や条件を細かく確認します。

不動産会社に相談するとネットに載せていない優良物件の情報を得られる可能性が高いのもメリットの1つです。

②「買付証明書」土地を仮押さえ

気に入った土地を見つけたら「買付証明書」を提出して土地の仮押さえを行います。

「買付証明書」には金銭の必要はなくサインや印鑑だけで提出できます。

契約までにほかの方が購入したいと思っても1番の優先順位で購入することが可能です。

ですが、定価ではなく「値引きした価格」を記入した場合、価格差によって後から来た人と順位が入れ替わるケースもあります。

どのタイミングで満額の買付証明書が提出されるかは誰もわからないため、不動産会社と相談してタイミングを逃さないようにしましょう。

③住宅ローンの「仮審査」

住宅ローン 申請書

契約前に住宅ローンの仮審査を行います。

仮審査の期間は2日~3日程度が多く、簡易的に年収と借入金額に問題はないか審査します。

ですが、買付証明書の提出から仮押さえができる期間は限られているため、買付証明書の提出前に仮審査を行うこともあります。

住宅ローンがギリギリの場合や転勤したばかりなど不安要素がある場合には、早めに仮審査をしておくと安心です。

 

【こちらの記事も読まれています】

④「土地の契約・重要事項説明」手付金を支払う

いよいよ土地の売買契約になります。

宅建士から「重要事項説明書」の説明を受け、その後「売買契約」を結ぶ流れです。

重要事項説明では主に下記内容の説明があります。

  • 登記簿上の土地情報
  • 法令等の制限
  • 手付解除やローン解除について
  • 損害賠償や違約金について
  • 土地の告知事項

 

重要事項説明では一般の方がすべてを理解するのは難しい専門用語が多く出てきます。

ですが、ここで疑問を残したまま契約してしまうとトラブルの要因になるため、説明の途中でも疑問点は都度確認することが重要です。

次に、売買契約では「手付金」を支払い契約を締結します。

手付金の目安は「物件価格の5%~10%」です。2000万円なら「100万円~200万円」になるため、当日慌てないためにも事前に準備しておくといいでしょう。

➄住宅ローンの「本審査」

売買契約後に住宅ローンの本審査を行います。

本審査の期間は「1~2週間」が多くなりますが、ネット銀行などは1カ月程度かかることもあります。

書類に不備があると追加書類が必要になり、審査期間が延びてしまうので注意しましょう。

また、減額されたり審査が通らなかったりした場合には、ほかの金融機関を検討することになります。

⑥金融機関と金消契約

本審査が通ったら金融機関と「金銭消費貸借契約」いわゆる「金消契約」を結びます。

融資額や借りる条件などが記載されており、契約することで正式な融資が決定されます。

⑦土地の引き渡し・登記手続き

土地 決済

融資を実行する金融機関で土地の残代金を支払います。

支払いが無事に完了していることを確認すれば引き渡し完了です。

当日に所有権移転登記を行いますが基本的に登記関連の手続きは司法書士に依頼することになります。

土地購入の3つの注意点とは?

住宅地の土地

①法令の制限によっては理想の注文住宅が建てられない

購入する土地によってさまざまな法規制があり、建物の面積や高さ、外構の制限などを受けます。

単純に建ぺい率と容積率の条件をクリアしていれば問題ないということにはなりません。

土地の形状や規制によって考えていた間取りプランが入らないこともあります。

そのため、気に入った土地を見つけた段階で土地の法令制限を確認しておくとよいでしょう。

②地盤の固さによって地盤改良費がかかる

地盤

建物を建てる前には土地の固さを確認します。軟弱地盤と判定された場合には地盤改良工事を行う必要があります。

地盤の弱さによって改良工事の種類は異なり、100万円~300万円程度かかるケースもあります。

地盤改良工事が必要かどうかを購入前に確定させることは難しいですが「ハザードマップ」や「地盤サポートマップ」から土地情報を確認することが可能です。

土地の状態や災害リスクなどを確認できるため購入前に知っておくと安心です。

 

【こちらの記事も読まれています】

③接道道路のガス・水道のインフラで高額請求

接道道路の管理やインフラ設備の内容によっては想定外の費用が発生する恐れがあります。

住宅地では行政が管理する「公道」ではなく、個人が所有している「私道」が多くあります。

私道で管理責任が個人になる場合、道路の舗装や修理費用を負担することになります。

また、ガスや水道などのインフラが前面道路まで伸びているか確認することも重要です。

接道している道路に上下水道管がない場合、前面道路まで管を延ばす工事を行う必要があるため費用がかかります。

また、ガスも都市ガスとプロパンガスと2種類あります。

購入するエリアではどちらが使用できるのか確認しておきましょう。

土地購入前に全体の流れを把握

土地購入は流れや注意点を知っていることでスムーズな手続きを可能にします。

専門的な知識が必要になる場面も多いですがプロである不動産会社がサポートしてくれます。

スケジュールや準備する書類、疑問点などを質問しやすい不動産会社を選ぶことがポイントです。

土地購入をご検討中の方は「住宅市場」におまかせください。

地域に強い「住宅市場」だからご紹介できる土地情報が多数あります。

弊社はお客様第一に考え誠実にサポートをおこない、お客様のご要望にお応えします。

「住宅市場」は、茨城県那珂市を中心としたエリアで活動する地域密着型の不動産会社です。まずはお気軽にご相談ください。

土地新着情報Land new property

戸建新着情報New detached property

著者情報

藤井 義光

藤井 義光株式会社住宅市場 代表取締役

株式会社住宅市場の代表取締役を務める藤井 義光と申します。当社では、住宅用地や建売住宅、中古住宅など、豊富な住宅情報を取り扱っております。
お客様のご要望に合わせて最適な物件をご提案し、快適な住まい探しのお手伝いをさせていただいております。
今後も、住宅市場の最新情報を発信してまいりますので、ぜひご覧ください。

資格・経歴: 宅地建物取引士(茨城県宅地建物取引業協会会員免許宅建業/茨城県知事(3)第6818号)

FacebookInstagram
MENU
PAGE TOP