不動産お役立ちコラム

失敗したくない中古住宅|購入前の注意点を初心者にもわかりやすく解説

中古住宅 購入 注意点

「中古住宅を検討しているけど、新築とは違う注意点を知りたい!」

「中古住宅を購入して後から後悔したくない!」

 

中古住宅を購入することに不安を感じてる人は多いかと思います。新築と違い中古住宅は購入前に確認する注意点がいくつかあります。

 

そこで今回は、購入前に確認したほうがよい注意点と中古住宅のメリット・デメリットを解説します。


【コラムでわかること】

  • 中古住宅の注意点
  • 中古住宅のメリット・デメリット

 

中古住宅の定義

中古住宅 リビング

最初に中古住宅とはどのような物件をさすのかご存じでしょうか?

  • 人が住んだことがある住宅
  • 誰も住んでいなくても家が完成してから1年が経過している住宅

上記のように中古住宅は必ずしも誰かが住んでいた物件というわけではありません。中には掘り出し物の物件を見つけることができるかもしれません。

中古住宅購入の注意点

中古住宅 確認 注意点

建物の状態を確認

中古住宅の内覧時に住宅の雰囲気を確認することも重要ですが、建物の状態も一緒に確認することで購入する決め手にもなります。ですが、前所有者がまだ住んでいる場合には、隅々まで見ることに対して不快に思う人もいます。事前に見てもいいか確認しておきましょう。

 

また、状態が悪い場合にはリフォームする箇所やリフォーム費用がいくらになるのかもシミュレーションすることで資金計画が立てやすくなります。

 

  • 設備関係

キッチンやトイレ、お風呂など水回りの確認をします。お湯は出るのか、水漏れはないか、下水特有のにおいはしないかを確認します。

  • 雨漏り

天井やクロスにシミがないか確認します。

  • シロアリ被害

構造躯体部分にダメージを与えてしまうため特に注意が必要です。シロアリは湿気を好むため、風通しや日当たりが悪い住宅に被害が出やすくなります。

 

外壁や基礎部分など他にも確認する項目はありますが、素人が見て判断できないものも多くあります。判断できない部分に関してプロの業者に調査依頼する方法もあるので、次にご紹介しますね。

インスペクションすることも検討

インスペクションとは、中古住宅の状態(雨漏りや劣化具合、欠陥の箇所)などを専門業者が確認する調査方法です。素人が見ただけではわからない部分も確認してもらえるため、安心して購入することができますね。

 

専門業者に依頼するため費用はかかりますが、中古住宅購入に不安があれば費用をかけてでもインスペクションを依頼することを検討してみてはいかがでしょうか?

 

また、物件によっては売主によってすでにインスペクション実施済みの物件もあります。気になった物件があったらお気軽に聞いてくださいね。

契約前の重要事項説明書や付帯設備確認書などを隅々まで確認

契約前に建物や土地の状態を「重要事項説明書」を見ながら説明を受けます。専門用語も多数でてくるためすべてを十分に理解することは難しいかと思います。

 

しかし、不明点があるまま契約してしまうことで後々のトラブルに発展しやすくなります。説明を受けている間に疑問がでてきた場合には、その場でお気軽に質問してくださいね。お客様の不安を少しでも減らし、物件購入を誠心誠意サポート致します。

 

また、住宅に付いている設備の説明があります。どのような設備があるのか、故障などしていなかなど一緒に確認します。どちらも契約前の重要な確認書類になるため、隅々まで確認して契約にのぞみましょう。

築20年以上の中古住宅の購入は慎重に

中古住宅 購入 築20年以上

一般的に築年数が20年たつと家の価値が0になるといわれています。そのため、20年以上の中古住宅は「古家付き土地」として売り出されているケースもあります。

 

20年以上の中古住宅は、劣化具合によっては大規模なリフォームをする必要がでてきます。購入前に耐震性や劣化状況を慎重に確認しておきましょう。

建て替え工事ができる土地かを確認

築年数が古い中古住宅を購入する場合には、建て替え工事ができるかを確認しておきましょう。法改正によって現在建っている住宅と同じような広さの住宅を再建築できない可能性があります。

 

また、住宅が道路に接している部分が2メートル未満であれば建て替えすることもできません。

違法建築物件であれば住宅ローンを受けられない場合も

建築基準法に違反している違法建築物の売買は可能です。ですが、住宅ローンが受けられなかったり、増改築することができなかったりとリスクが多くなります。

耐震性を確認

住宅購入する際に気になるポイントとして耐震性があげられます。中古住宅では、耐震性が「旧耐震基準」か「新耐震基準」なのかを確認しておきましょう。

 

築年数が40年以上の物件は「旧耐震性基準」になるため、大規模地震によるリスクが高くなります。

中古住宅のメリット

中古住宅 

新築戸建てより価格が安い

中古住宅の最大のメリットは価格が安いということです。同じような立地と間取りでも新築と比べて中古住宅は安くなります。

 

また、同じ価格でも新築と比べて立地が良く、敷地も広いなど好条件の物件を購入できるのは嬉しいポイントですね。

建物が完成しているため内覧することができる

新築であれば建物が完成する前に購入しないと売り切れてしまうケースがあります。その場合、実物を見ることなくイメージ画像やモデルハウスを参考にして購入を決めることになります。

 

ですが、中古住宅であれば必ず実物を見て検討することができます。実物を見ることでより購入後の家具の配置や生活のイメージがしやすくなるため安心ですね。

前所有者の家具や家電を使用できお得になるケースも

物件によっては前所有者の家具や家電をそのまま置いて引き渡してくれるケースがあります。もちろん必要ない場合には撤去依頼することもできます。

 

しかし、まだまだ使用できるテーブルセットやソファ、エアコンなどが物件購入と共に付いていることで、初期費用を抑えることができるというメリットがあるのは魅力的かと思います。

中古住宅のデメリット

リフォーム

将来的に修繕費用が高くなることも

住宅は年数と共に劣化していきます。外壁塗装や給湯器などの設備関係の修繕をおこなう必要がでてきます。

 

新築でも中古住宅でも修繕費用はかかりますが、中古住宅は新築に比べて築年数がたっているため、購入後に修繕するタイミングが早くきます。

 

ですが、中古住宅の中にはリフォーム済みの物件もあります。設備関係が新品になっている物件もあるため、一概にすべての物件の修繕費用が高くなるというわけではありません。

住宅ローン控除が適用外の場合もある

住宅ローン控除とは、入居時期にもよりますが10年~13年間住宅ローンの残りの金額に応じて「所得税」や「住民税」から控除される制度です。

 

新築住宅や中古住宅でも売主が「法人」の場合、10年間で「最大400万円」11年目~13年の間で「最大80万円」の控除が受けられます。乗用車2~3台購入できる金額になるため見逃すことができない大変お得な制度ですね。

 

ですが、中古住宅の売主が「個人」の場合、10年間で「最大200万円」の控除になります。また、住宅ローン控除を利用するには条件があり、購入する中古住宅の条件によっては適用外になるケースがあるため事前に確認する必要があります。

 

住宅ローン控除の条件例 木造住宅の場合

  • 築年数20年未満
  • 耐震レベルが一定基準以上
  • 住宅ローン返済期間が10年以上など

わからないこともあると思うので、この物件は住宅ローン控除の適用範囲なのか気軽に聞いてくださいね。調べるのに時間がかかるケースもありますが、安心して物件を購入して頂くためにお客様第一でサポート致します。

まとめ

中古住宅を購入する場合には、「リフォームする必要がある箇所の確認」「耐震性など建物の状況の確認」などの注意点があります。

しかし、新築と比べて価格が安いため、希望の立地や広さの住宅を選択しやすくなるメリットがあります。

中古住宅をご検討のかたは「住宅市場」におまかせください。

「住宅市場」は数多くの中古住宅の売買実績がございます。

お客様第一に考え誠実にサポートをおこない、お客様のご要望にお応えします。

「住宅市場」は、那珂市を中心としたエリアで活動する地域密着型の不動産会社です。

まずは、お気軽にご相談ください。

 

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著者情報

藤井 義光

藤井 義光株式会社住宅市場 代表取締役

株式会社住宅市場の代表取締役を務める藤井 義光と申します。当社では、住宅用地や建売住宅、中古住宅など、豊富な住宅情報を取り扱っております。
お客様のご要望に合わせて最適な物件をご提案し、快適な住まい探しのお手伝いをさせていただいております。
今後も、住宅市場の最新情報を発信してまいりますので、ぜひご覧ください。

資格・経歴: 宅地建物取引士(茨城県宅地建物取引業協会会員免許宅建業/茨城県知事(3)第6818号)

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