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新築or中古どっちがいい?迷ったときに確認したい注意点

新築or中古どっちがいい?迷ったときに確認したい注意点

日本では新築が多いイメージですが、近年では中古を購入する方も増えてきておりその差は縮まっています。

そこで今回は、新築と中古どっちがいいのか迷ったときの注意点やメリット・デメリットについて解説します。

 

【コラムでわかること】

  • 新築と中古のメリット・デメリット
  • 新築と中古で迷ったときの注意点

新築と中古どっちの販売数が多い?

新築 中古

日本では中古品などに抵抗感を持つ人が多く、住宅を購入するなら新築が圧倒的に多い割合でした。

ですが、2021年の住宅支援機構の調査結果によると中古住宅の割合が「24.7%」と過去最高を記録しています。

逆に、新築の建売住宅とマンションの合計は「31.8%」と2019年から2.7%減少しています。

近年では、必ずしも新築にこだわらずライフスタイルや将来設計に合わせて住宅を選ぶ時代になってきています。

では、新築と中古どちらがいいのかを確認するためにそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

参照サイト:住宅支援機構 調査結果

新築のメリット

新築住宅

  • 住宅ローン控除の恩恵を受けやすい
  • すべてが新品+保障やアフターサービスも充実
  • 耐震性・断熱性・気密性など住宅性能が安心

①住宅ローン控除の恩恵を受けやすい

新築は中古より物件価格は高くなりますが、住宅ローン控除の恩恵を受けやすいメリットがあります。

  • 新築:13年間適用「最大控除額273万円~455万円」
  • 中古:10年間適用「最大控除額140万円~210万円」

期間も3年分長く適用されるためお得に新築を購入できます。

②すべてが新品+保障やアフターサービスも充実

リビング

住宅を選ぶ際に「住宅の綺麗さ」を重視する人は非常に多いです。

新築はクロスやフローリング、設備などすべてが新品なため清潔さがあります。

また、欠陥や設備の故障を心配することも少なく、保証やアフターサービスも充実しています。

住んでから予想外の修繕費用に悩まされるリスクが少ないのが新築の大きなメリットと言えます。

 

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③耐震性・断熱性・気密性など住宅性能が安心

住宅性能は年々向上しています。

10年前の住宅より現在の住宅のほうが、同じハウスメーカーの建物でも性能が高くなっているケースが多いです。

断熱性や気密性が優れていることで外気の影響を受けにくく、快適な温度を保ちやすくなります。

新築のデメリット

お金と住宅の模型

  • 中古と比較して価格が高い
  • 建物完成前に契約すると暮らしのイメージがしにくい

①中古と比較して価格が高い

新築と中古で迷う際に一番のポイントはやはり価格です。

新築戸建てでは平均して1000万円高く、新築マンションでは1500万円高くなります。

同じ価格の新築と中古では「立地」や「住宅の広さ」などの条件が中古のほうが良くなります。

住宅の種別 購入価格(全国平均)
新築戸建て 3600万円
中古戸建て 2600万円
新築マンション 4500万円
中古マンション 3000万円

(上記表は2021年住宅支援機構の調査データを参照)

②建物完成前に契約すると暮らしのイメージがしにくい

新築では建物が完成する前の状態で販売をスタートします。

そのため、人気の物件では完成前に売買契約を結ぶケースが多くなります。

完成した室内や外観を確認できないため、暮らしのイメージがしにくいデメリットがあります。

中古のメリット

家族 公園

  • 無理のない返済ができる物件価格
  • 近隣住人や住環境を確認しやすい
  • リノベーションでこだわりの住まいにできる

①無理のない返済ができる物件価格

価格を抑えて中古住宅を選ぶことで、住居費の負担を減らし無理のない返済計画が立てやすくなります。

お子様の教育費や自分たちの老後資金、暮らしを楽しむためのイベント費などにお金をまわすことができます。

また、新築と同程度の価格でも中古なら「立地」「家の広さ」の条件を高くすることが可能です。

近年ではとくに、共働き夫婦が増えたことで交通アクセスや実家の近くなど立地を優先する世帯が増えています。

②近隣住人や住環境を確認しやすい

住宅に問題がなくても近隣住民との相性に当たりはずれはあります。

なにか問題があっても簡単に引っ越すことは難しいため、近隣にどのような人が住んでいるのか確認できるのは安心です。

中古住宅であれば、購入前に近隣住民の様子や実際の住み心地を聞くことができるため思わるトラブルを回避しやすくなります。

③リノベーションでこだわりの住まいにできる

リフォーム後の写真

リノベーションとは住宅を元の状態よりグレードアップすることを指します。

リノベーションすることで中古に対する抵抗感も薄くなり「人気のシンプルモダン」や「ナチュラルモダン」など注文住宅のようなおしゃれを取り入れることが可能です。

構造によっては間取りも変更できるため「部屋の仕切りを取って開放感のある広いリビング」や「オープンキッチン」など自由度も高いメリットがあります。

中古のデメリット

リフォームしている人

  • 欠陥がないか不安
  • リフォーム費用がかかる
  • 新築より保証が少ない

①欠陥がないか不安

中古住宅を購入する人は「住宅に欠陥はないか」「住んでから設備が壊れないか」など不安に思う人は多いです。

実際に築浅の物件であれば問題はありませんが、20年30年と築年数が古い物件では建物の状態確認が重要になります。

そのため、第三者機関による「ホームインスペクション」を依頼し、建物の状態を確認してもらう方法があります。

素人ではわからないような劣化具合も確認できるため、中古住宅を購入する安心材料になります。

②リフォーム費用がかかる

キッチンやトイレ、クロスなど劣化の状態によってリフォーム費用がかかります。

築年数が古い物件ほどリフォーム費用が高くなり、住むまでに大規模なリフォームが必要になるケースもあります。

中古戸建てでは「シロアリによる被害」「雨漏り」など構造部分に影響する箇所は入念に確認しておきましょう。

③新築より保証が少ない

新築では雨漏りなど構造上問題になる部分に欠陥が見つかった場合に保証する「10年の瑕疵保証」が義務付けられています。

そのほか設備の不具合などは2年や5年などハウスメーカーによって異なりますが、手厚い保証が受けられます。

ですが、中古住宅の場合「3カ月の瑕疵保証」としている場合が多く、新築より保証期間が短くなります。

中古では保証期間や内容を確認し、安心して住める物件を検討しましょう。

どっちか迷ったときに確認したい注意点

家のお金

物件価格以外にかかる諸費用も含めてシミュレーションする

少し無理をすれば新築住宅の価格でも購入できるという方は「物件価格+諸費用」の合計でシミュレーションしてみましょう。

新築の諸費用の目安は「5%~10%」と言われています。

3000万円の新築なら「150万円~300万円」が諸費用の相場です。

諸費用などその他費用を含めたことで家計を圧迫する場合には、物件価格を再度検討することをおすすめします。

 

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中古住宅ではリフォーム費用を含めて価格を比較する

中古住宅を選ぶ際には「物件価格+リフォーム費用」の合計を比較することが大切です。

安い中古住宅でもリフォーム費用が高額になり、予想以上に支出が増える可能性があります。

築浅の中古ではなく古い中古を検討している方は、リフォーム費用がいくらになりそうか確認しておきましょう。

「価格」「立地」「広さ」の優先順位を家族で話し合う

共働き夫婦

暮らし方や働き方によってなにを優先したほうがいいかはご家庭ごとに異なります。

家族で希望の条件を出し合い優先順位をつけることで、予算の中で新築か中古の選択がしやすくなります。

理想の暮らしができる住宅を購入しよう

新築と中古のそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。

ご家族が笑顔になれる住宅を購入するためにも、理想の暮らしをイメージしてみましょう。

新築戸建てをご検討中の方は「住宅市場」におまかせください。

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著者情報

藤井 義光

藤井 義光株式会社住宅市場 代表取締役

株式会社住宅市場の代表取締役を務める藤井 義光と申します。当社では、住宅用地や建売住宅、中古住宅など、豊富な住宅情報を取り扱っております。
お客様のご要望に合わせて最適な物件をご提案し、快適な住まい探しのお手伝いをさせていただいております。
今後も、住宅市場の最新情報を発信してまいりますので、ぜひご覧ください。

資格・経歴: 宅地建物取引士(茨城県宅地建物取引業協会会員免許宅建業/茨城県知事(3)第6818号)

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