不動産お役立ちコラム

那珂市で土地・戸建て購入を検討するポイント【水戸・ひたちなかエリアと比較】

30代の子育て世帯や移住検討者、初めて住宅を購入する方で、水戸市・ひたちなか市に通勤している方に向けて、那珂市でのマイホーム取得の魅力とポイントをわかりやすく解説します。

水戸市・ひたちなか市・那珂市にまたがるエリアでは、駅アクセスの便利さ緑の多い住環境、そして無理のない価格帯を求める需要が高まっています。

とくに那珂市は、水戸にも近く利便性が高い一方、土地価格が比較的抑えられており、駅徒歩圏の利便性郊外の落ち着きを両立しやすいのが魅力です。本記事では、公的データにもとづく地価の実勢レンジやエリア比較、住宅購入時のチェックポイント、さらに那珂市ならではの補助金制度について解説します。まずは周辺市と比べた那珂市の強みを見ていきましょう。

那珂市は茨城県の中央部、水戸市の北側に位置し、都市近郊でありながら自然に囲まれた“ちょうどいい田舎”です。市街地にはスーパーや学校、医療機関など生活利便施設が揃い、少し足を伸ばせば豊かな緑地や公園が点在しています。写真は市内の公園で遊ぶ子どもたちの様子ですが、都心にはない広々とした環境でのびのびと子育てができる点も、那珂市が選ばれる理由です。駅周辺でも閑静な住宅街が多く、日常の暮らしやすさと静かな住環境を両立できる住まいを見つけやすいでしょう。

那珂市の地価相場と周辺エリア比較

建売住宅と注文住宅の違い

那珂市の公示地価(住宅地) – 令和7年(2025年)時点の住宅地標準地13地点の価格は、約6,540~34,200円 / ㎡の範囲です。
対前年変動率は-1.0%~+0.4%と小幅な増減にとどまり、全体として安定した推移を示しています。地点によって上昇・横ばい・小幅下落が混在しており、急騰や急落のない落ち着いた相場感と言えるでしょう。

周辺市の住宅地公示地価と比較すると、那珂市の手が届きやすい価格帯が際立ちます。具体的には次のとおりです。

  • 水戸市:住宅地の標準値は概ね11,200~72,700円/㎡という幅広いレンジです。県庁所在地だけあり、中心部や主要駅周辺の地価水準が高く、エリアによっては7万円台に達します。同じ予算でも那珂市に比べると取得できる敷地面積が狭くなったり、建物グレードを抑える必要が出てくる傾向があります。

  • ひたちなか市:住宅地は12,000~49,700円/㎡程度で、エリアによりばらつきがあります。利便性の高い勝田駅周辺や東大島・西大島などでは4万~5万円/㎡前後(最大約49,700円/㎡)の地点があり、一方で阿字ケ浦・足崎など郊外エリアには1万数千円台(最低約12,000円/㎡)の地点も見られます。市内最高額地点は商業地ですが勝田中央で103,000円/㎡**に達しており、これも那珂市と比べるとかなり高い水準です。茨城県公式ホームページ

    • ひたちなか市12,000~49,700円/㎡(住宅地)。勝田駅周辺や東大島・西大島など利便性の高い地点で40,000~49,000円台、阿字ヶ浦・足崎などでは10,000円台前半の地点も。市全体の最高額は商業地で103,000円/㎡。

ポイント
ポイント: 相対的に見ると那珂市の地価レンジは総額を抑えやすいことがわかります。駅徒歩圏であっても地価が極端に跳ね上がりにくいため、「土地費用は堅実に抑え、その分を建物の性能向上に充てる」といった資金配分がしやすいのが那珂市の強みです。実際、公示地価の一覧は茨城県公式ホームページなどで公開されており、地域ごとの相場を誰でも確認できます。那珂市なら同じ予算でも敷地の広さや建物仕様に“余力”をまわしやすく、コストパフォーマンス良く理想のマイホーム計画を立てやすいでしょう。

立地トレンド:駅徒歩30分圏×静かな住環境が人気

  • 那珂市を含むこのエリアで最近評価が高まっているのは、「駅徒歩圏内の利便性」と「静かでゆとりある住環境」のバランスです。各市の傾向を見てみましょう。

    • 水戸市中心部(JR常磐線・水戸駅/赤塚駅 周辺):駅近で商業施設や公共サービスが充実したエリアで、分譲・賃貸とも需要は常に堅調です。ただし地価は県内トップクラスで、限られた予算では広い敷地や駐車場台数、充実した外構・設備を確保しにくい面があります。同じ予算なら、那珂市であればより広い土地や高性能な住宅設備まで手が届きやすくなります。

    • ひたちなか市(勝田駅~那珂湊駅 周辺):区画整備されたファミリー向けの住宅地が多く、子育て世帯にも人気です。特に勝田駅周辺は地価が4~5万円/㎡前後の地点があり、やや予算が高めになります。そのため「同じ総額なら那珂市も検討してみよう」という動きも増えており、実際に勝田エリアと那珂市を比較検討するケースも目立っています。

    • 那珂市(上菅谷駅・中菅谷駅・瓜連駅 周辺):JR水郡線の各駅から徒歩~自転車圏内(おおむね駅から2~3km、徒歩15~30分程度)のエリアに、閑静な住宅街が広がっています。日常の買い物や学校・病院へのアクセスに無理のない動線を確保しつつ、周囲は落ち着いた環境という立地が手に入りやすいのが特徴です。その結果、「土地取得+高断熱・太陽光発電・蓄電池・耐震等級アップ」といったハイスペックな住まいを予算内で実現しやすいと評価されています。ゆとりのある敷地で庭や駐車場を確保しつつ、最新性能の注文住宅にもチャレンジしやすいのは那珂市ならではと言えるでしょう。

    なお、駅アクセスの利便性について具体的に見てみると、JR水郡線・上菅谷駅から水戸駅までは電車で約16~20分、運賃はICカード利用で片道242円ほどです。通勤・通学において時間と費用のバランスが良く、休日の買い物や通院でも水戸市中心部まで気軽に往来できる距離感です。ただし水郡線は時間帯により運行本数に差があるため、通勤時間帯のダイヤに合わせて生活リズムを整えるとストレスなく利用できるでしょう。「朝はこの時間の電車に乗る」と決めてしまえば、快適な通勤圏として日常に組み込めます。

那珂市での住宅購入チェックリスト

ローコスト平屋の予算を考える

那珂市で土地・一戸建てを購入する際、後悔しないために押さえておきたいポイントをチェックリスト形式でまとめます。

  1. 公示地価と近隣の標準地動向を確認:候補地の近隣にある公示地価の標準地点を調べ、価格水準や対前年変動率を照らし合わせましょう。提示されている売出価格が公示地価レンジ内に収まっているか、周辺相場と比べ割高・割安ではないかを把握します。公示地価の「所在地・価格・変動率」は国土交通省発表のデータ(茨城県公表一覧など)で確認可能です。

  2. 駅から徒歩30分圏内かを目安に:将来的な資産価値や流通性(売却のしやすさ・賃貸需要)を考えると、駅徒歩圏の物件がおすすめです。通勤・通学の利便性はもちろん、駅近物件は将来手放す際にも有利に働きやすい傾向があります。那珂市では駅から2~3km圏でも静かな環境が得られるため、**「駅近すぎず遠すぎない距離」**を意識して探してみましょう。

  3. 間取りは「4LDK+書斎・納戸」など可変性を重視:在宅ワークの普及も踏まえ、将来のライフスタイル変化に対応できる間取りが人気です。例えば4LDKに加えて書斎や納戸があると、リモートワークの仕事部屋や大型収納スペースとして活用でき、暮らしやすさが長持ちします。家事動線もチェックポイントです。キッチンから洗濯機・浴室への動線や、玄関から直接パントリーに荷物をしまえる動線など、日々の使い勝手を考慮しましょう。

  4. 省エネ・耐震など住宅性能で将来価値を守る:断熱性能や一次エネルギー消費量、耐震等級といった客観的な住宅性能指標にも注目しましょう。例えば省エネ性能を示すBELS評価を取得している住宅は、光熱費が抑えられ環境にも家計にも優しいだけでなく、将来的な資産評価の基準にもなり得るとされています。高性能な住宅ほど長期のメンテナンス費用も抑えやすく、長い目で見てメリットが大きいです。那珂市で土地代を抑えられた分、太陽光発電や高断熱材、制震装置などに投資して“将来に強いマイホーム”を目指すのも良いでしょう。

那珂市ならではの支援制度(補助金)

子育て世帯・新婚世帯のマイホーム取得には「那珂市子育て世帯住宅取得助成金」

子育て世帯、または新婚世帯の定住促進と元気な街づくりのために、市内で初めて住宅ローンを利用した住宅取得に対して一部費用の助成があります。

  • 市内にお住まいの方が住宅を取得する場合 :10万円
  • 市外にお住まいの方で住宅取得を機会に市内に転入する場合: 20万円

※要件の詳細は、那珂市公式ホームページ:(那珂市子育て世帯住宅取得助成金交付事業について)・政策企画課で確認できます。

東京圏から那珂市への移住支援金【那珂市わくわく茨城移住支援金】

東京圏から那珂市に移住した方(要件を満たした場合)には、以下の支援金が支給されます。

  • 世帯での申請(複数人で移住の場合): 100万円
  • 単身での申請(1人で移住の場合): 60万円

※要件の詳細は、那珂市公式ホームページ:(移住支援金について)・政策企画課地方創生グループで確認できます。

まとめ:那珂市なら価格も暮らしやすさも将来の安心も両立

  • 那珂市でマイホームを構える魅力を整理すると、次のようになります。

    • 価格バランスが良い: 公示地価の実勢レンジが抑えめで、同じ予算でも那珂市ならより広い敷地や高性能な建物に充てる余裕が生まれます。無理のない価格帯で、理想の住環境を実現しやすいエリアです。

    • 駅近×郊外のいいとこ取りができる: JR水郡線の駅徒歩圏に暮らしながら、周囲は静かで緑の多い環境が得られます。水戸駅まで電車で約20分という距離感で、通勤や週末の買い物も快適です。都心過ぎず田舎過ぎない「程よい田舎暮らし」が叶う街と言えるでしょう。

    • 移住支援制度が豊富: 子育て・新婚世帯への住宅取得補助や、東京圏からの移住支援金など、公的補助制度が整っています。条件に合えば数十万円単位の支援が受けられるため、資金計画の後押しになります

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監修者情報

藤井 義光

藤井 義光株式会社住宅市場 代表取締役

株式会社住宅市場の代表取締役を務める藤井 義光と申します。当社では、住宅用地や建売住宅、中古住宅など、豊富な住宅情報を取り扱っております。
お客様のご要望に合わせて最適な物件をご提案し、快適な住まい探しのお手伝いをさせていただいております。
今後も、住宅市場の最新情報を発信してまいりますので、ぜひご覧ください。

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