不動産お役立ちコラム
【建売住宅or注文住宅】価格差や特徴の違いを比較|どっちにするか悩んだ時の選び方
建売住宅と注文住宅どちらが自分に合っているのか悩みますよね?
価格を比較すれば建売住宅のほうが安い傾向にありますが、注文住宅でも価格を抑えたローコスト住宅があります。
「価格差が少なければ注文住宅を選びたい!」と考える方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、建売住宅と注文住宅の価格差や特徴の違い、自分に合った住宅の選び方についてご紹介します。
【コラムでわかること】
- 建売住宅と注文住宅の価格差や特徴
- それぞれの住宅が向いている人の条件
- 悩んだ際の選び方
目次
建売住宅と注文住宅の割合はどっちが多いの?
まずは、建売住宅と注文住宅どちらを選んでいる人の割合が多いのか確認してみましょう。
下記は2021年住宅支援機構の利用者調査結果を参考にしたデータです。
【全国の割合】
注文住宅:28,629件(64.76%)
建売住宅:15,574件(35.23%)
全国では注文住宅を選ぶ人のほうが多く6割を超えています。意外に思う方もいると思いますが実は地域によって割合は異なります。
東京都など土地代が高い都心部ではコストを抑えた建売住宅が多く、地方ではこだわれる注文住宅が多い傾向です。
建売住宅か注文住宅を選ぶ際に土地代の高さも大きなポイントになることがわかります。
参照サイト:住宅金融支援機構
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建売住宅と注文住宅の価格差は1000万円
つぎに、建売住宅と注文住宅の地域別の価格差を確認してみましょう。
地域 | 建売住宅
(建物+土地) |
注文住宅
(建物+土地) |
価格差 |
全国 | 3604万円 | 4454万円 | 850万円 |
首都圏 | 4133万円 | 5131万円 | 998万円 |
近畿圏 | 3578万円 | 4658万円 | 1080万円 |
東海圏 | 3138万円 | 4378万円 | 1240万円 |
その他の地域 | 2905万円 | 3980万円 | 1075万円 |
(上記表は2021年住宅支援機構の利用者調査結果を参照)
地域ごとに異なりますが「1000万円前後」の価格差が生じることがわかります。
ですが、あくまで平均の数値なため予算や条件に合わせて価格差を縮めることは可能です。
全国平均の注文住宅の建築費用は約3000万ですが、ローコスト住宅を選ぶことで1000万円から1500万円など価格を抑えることができます。
土地代1500万円+建築代1500万円なら3000万円で注文住宅ができ、全国平均の建売住宅価格より安くすることが可能です
つまり、選ぶハウスメーカーによっては価格差をさほど気にせずに注文住宅を選ぶことができるということです。
では、価格差以外に建売住宅と注文住宅の違いとはなんでしょうか?満足できる住宅を選ぶためにも違いを次章で確認してみましょう。
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建売住宅と注文住宅の違い
建売住宅の特徴
- 土地建物がセットなため手続きがラク
- 契約から引き渡しまで「2カ月~4カ月」程度
- 間取りやデザインが決まっている
- 設備や住宅性能が注文住宅と比較して低い傾向
建売住宅の大きな特徴は土地と建物がセットになっていることです。
売主の業者も土地と建物それぞれから利益を得ることができるため、比較的安く物件を提供できます。
また、購入者側は手続きや諸費用の負担を軽減できるメリットがあります。
そのほか、間取りが決まっているため契約からお引き渡しまでの期間を短くすることが可能です。
建物がすでに完成している場合、最短で1カ月半から2カ月程度で引き渡しができるケースもあります。
ですが、注文住宅と比較して「断熱性・気密性」など住宅性能が劣る傾向にあります。
外気の影響を受けやすく寒さや暑さにストレスを感じる恐れもあります。
そのため、建売住宅を購入する際には高性能な冷暖房設備の追加などを検討してみてもいいでしょう。
【建売住宅がおすすめの人】
- 価格重視で建物にこだわりがない人
- 早く引っ越ししたい人
- 打ち合わせや手続きの手間をなるべく省きたい人
注文住宅の特徴
- こだわりのデザインや間取りにできる
- 設備や住宅性能が高く暮らしやすい
- 契約から引き渡しまで「1年~1年半」程度
- 土地と建物それぞれに諸費用がかかる
注文住宅はご家族が「暮らしやすい」「居心地が良い」と感じる住空間をつくることが可能です。
引き渡しまでに期間がかかりますが、時間と費用をかけることで長く快適に暮らせるマイホームになります。
また、注文住宅では断熱性や気密性、設備のグレードが高い傾向です。高級感のあるリビングや家全体が適温でくつろげるお住まいにすることも可能です。
デメリットは、建物とは別に土地を購入する必要があるということです。
「建物はハウスメーカー」「土地は不動産会社」に依頼するため、手続きや諸費用の負担が大きくなります。
【注文住宅がおすすめの人】
- 間取りや外観、内装をこだわりたい人
- 断熱や気密性、設備など住宅性能の高さを求める人
- 引き渡しまでのスケジュールに余裕がある人
建売住宅と注文住宅の寿命の違いは?
どっちの住宅の寿命が長いということは一概にいえず、住環境やメンテナンスによって異なります。
建売住宅でも注文住宅でも木造住宅という構造に変わりはありません。
木造住宅の法定耐用年数は22年と決まっていますが、これは税法上のもので実際の寿命ではありません。
一般的に木造住宅の寿命は30年といわれています。ですが、メンテナンスやリフォームを行うことで長く住むことは可能です。
注文住宅の中には「100年の家」と説明しているハウスメーカーもあります。これは、定期的なメンテナンスや修繕を行うことで100年住めるという意味です。
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どっちにするか悩んだ時の選び方
リスト化し優先順位をつける
予算には限りがあるため最初に優先順位を決めておくと後悔しない住宅選びがしやすくなります。
まずは希望条件をリスト化することが大切です。
「必要な部屋数」「床暖房やキッチンなどの設備」「耐震性や断熱性の高さ」「収納」「デザイン」など思いつくままに書き出してみましょう。
また、こだわりたい部分「吹き抜け」「シューズクローク」「スキップフロア」「ランドリールーム」などがあれば忘れずにリストに追加します。
リストの中から優先順位を決めて絶対叶えたい条件を見落とさないようにします。
無理なく返済できる予算を決める
インターネット上で年収や借入期間、金利などを入力するだけで目安になる借入額の上限を簡単に確認することができます。
ですが、あくまで上限になるためライフスタイルによって異なる無理のない返済額をシミュレーションすることが大切です。
土地・建物どちらを優先するのか決める
注文住宅の場合には、土地と建物の費用割合を大まかでもいいので決めておくと立地やハウスメーカーを絞りやすくなります。
土地を優先した場合、駅チカや実家の近いエリアなど暮らしやすい住環境を選びやすくなります。
通勤通学の時間を短縮し、趣味や家族と過ごす時間を増やすことができます。
逆に建物を優先した場合、家の中での暮らしやすさを向上できます。
シューズクロークやランドリールーム、スキップフロアやウォークインクローゼットなど子育てや家事がしやすい間取りを追加できます。
どちらを優先させたほうがいいということはありません。家庭ごとに暮らしやすい住環境を選択してみましょう。
まとめ
注文住宅と建売住宅の特徴をご紹介しました。建売住宅は価格が安い傾向にありますが、注文住宅は予算に合わせたハウスメーカーを選ぶことができます。
そのため、価格だけではなくそれぞれのメリット・デメリットを確認し、条件に合った住宅を選ぶことが大切です。
住宅選びで後悔しないために、まずは地域に詳しい不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか?
条件に合った物件やハウスメーカーの紹介を受けやすくなります。
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