不動産お役立ちコラム

相続した不動産の売却|失敗せずに売却を成功させるためのポイント

相続した不動産の売却|失敗せずに売却を成功させるためのポイント

相続した不動産をできるだけ短期間で少しでも高値で売却したいと思う人は多くいます。ですが、売却の仕方を間違えると、なかなか購入希望者が現れずに何年たっても売却できない恐れがあります。

 

中古住宅を短期間で売却することは難しいですが、少しでも売却期間を短くし、条件良く高値で売却するための成功のポイントをご紹介します。費用をかけずに簡単に実践できることから、費用をかけておこなう内容まで幅広くお伝えしますので参考にして頂ければと思います。


【コラムでわかること】

  • 相続した不動産の売却を成功させるためのポイントがわかる
  • 不動産の売却前に準備しておくことがわかる
  • インスペクションのメリット・デメリットがわかる
  • 売主としてできることがわかる

相続した不動産のマイナス部分をプラスにかえて売却を成功させる5つのポイント

不動産 売却 成功

相続した不動産のマイナス部分をそのままにしておいては売却が失敗してしまいます。マイナス部分をプラスにかえる方法を5つご紹介しますので参考にしてみてください。

売却前に室内の掃除をする(内覧前は徹底的に)

内覧時の印象が購入するかしないかの大きな決め手になります。不動産を綺麗に掃除しておくことは時間と労力が必要になりますが、できれば売却成功のためにも隅々まで綺麗にしておきたいポイントです。

 

ホコリやタオルで拭いて落とせる汚れなら掃除しておきましょう。「清潔感のある印象」を持ってもらうことができます。

不用品は廃棄処分しておく

使用できないもの、汚れすぎてしまっているものは事前に廃棄処分しておくと部屋をすっきりとした印象にすることができます。

 

しかし、すべてを事前に廃棄する必要はなく、残しておいたほうが購入希望者にとってプラスになることもあります。テーブルやソファなどはそのまま残しておく状態で売却したほうがいいケースもあるため、不動産会社と相談して決めましょう。

 

内覧前に庭のお手入れをしておく

売却活動を始める前に庭の雑草を綺麗にしておいても、内覧時に雑草が生い茂っている状態では意味がありません。

 

特に6月7月など雨が多く降る梅雨時は、2週間ほど放置しておくと雑草があっという間に伸びしてしまいます。中古住宅の不動産売却は長期戦になることもあるためお手入れするタイミングは重要です。内覧時前や写真を撮って広告に掲載するタイミングなど重要な時に掃除することがオススメです。

 

空気の入れ替えをしておき「におい」をできるだけ消しておく

実際に住んでいた実家などでは気づきにくいですが、家にはそこで住む人たちのにおいが染みついています。友人の家に行くとその友人の家のにおいに気づく人も多いのではないでしょうか?

 

せっかく部屋を綺麗にしてもにおいで印象を悪くさせてしまってはもったいないです。においを新築住宅のように無機質なものにすることはできません。

 

しかし、すべての窓を開けて風通しを良くすることで家全体の空気の入れ替えをすることができ、においを軽減させることができます。

 

また、空気を入れ替えることで湿気対策にもなるため不動産を維持することに役立ちます。

部分的にリフォームやリノベーションをする

リフォーム 住宅

リフォームやリノベーションには費用がかかります。そのため「リフォームして売却することはできたけど、リフォーム費用が高すぎて結局損になってしまった」なんてことがおきる可能性もあります。

 

そうならないためにも、リフォームする場合にはリフォームしたほうがトータルでお得になるのかを不動産会社と相談して検討する必要があります。

 

相続した不動産の状態が悪ければ「リフォームせずに更地にして売却」したほうが売却しやすこともあります。

 

また、外壁からクロス、設備関係まですべてリフォームするのではなく一部分だけリフォームしたほうが良いということもあります。特に「キッチン」「トイレ」「バス」「洗面台」などの水回りの設備を新品に交換することで全体的な印象が良くなります。

相続した不動産の売却前に準備しておくこと

不動産 市場

不動産の市場相場を知って販売価格を決める

物件購入を検討している人は最初に「販売価格」で検索をかけます。「少しでも高く売りたい!」という気持ちは誰しもが持っています。しかし、強気の値段に設定してしまうと長期間売却できず、結果として何度も価格を改定することになってしまうこともあります。

 

そのため、市場相場を確認し不動産会社と相談しながら「ベストな販売価格」を決めていきましょう。

立地条件や間取りなどアピールできるところを確認しておく

売却活動が始まるとインターネットやチラシに不動産の物件情報が記載されます。その際に、所有者でしかわからないような不動産のアピールポイントがあれば事前に伝えておきましょう。

 

  • 「近所のスーパーは駅前のスーパーより価格が安くてお魚がおいしい」
  • 「学区内の小学校は設備や教育カリキュラムが整っており周辺の学校より人気がある」
  • 「周りが畑のため障害物が少なく風通しが良い」

 

上記のように不動産の良さを事前に箇条書きにしておくとよいです。

 

また、購入希望者が内覧する際に、不動産会社だけに任せるのではなく一緒に案内に参加し、アピールポイントを伝えることでより魅力が伝わりやすくなります。

不動産のマイナスポイントも箇条書きにしておき、マイナスを消すことも検討

相続した不動産の中には良さ以外にも「あまり伝えたくないマイナスポイント」もあるかと思います。売却を成功させるためにも、どれが購入希望者にとって悪い印象になりそうなのかを確認しておくことが大切です。

 

マイナスポイントが「敷地の形状」「日当たりの悪さ」「駅までの距離」など現状どうすることもできないものもあります。しかし、マイナスを消すことができる内容であれば予算と期間を考慮して検討してみてはいかがでしょうか。少しの工夫で売却が成功しやすくなるかもしれません。

売却前にインスペクションを利用して付加価値をつける

インスペクション

インスペクションとは、専門業者に住宅の状態を調査してもらい隠れた瑕疵などがないか確認してもらうことです。業者に依頼するため費用はかかります。

インスペクションのメリット

インスペクションをおこなうことで「安心して売却」することができます。売主には不動産の状態を買主に報告する義務があります。知っていたのに報告し忘れたなどがあれば引き渡し後にトラブルに発展してしまう恐れがあります。

 

しかし、インスペクションを実施することで専門業者が不動産に隠れた瑕疵などがないか確認し、調査証明書を提出します。そのため「雨漏り」「劣化状況」「不動産の欠陥箇所」など報告する内容をしっかりと契約書に記載することができます。

 

売主としては安心して売却ができ、買主としても専門業者が調査済みの家ということで安心して購入することができますね。

インスペクションのデメリット

専門業者に依頼するため費用がかかります。リフォームの場合と同様に余計な費用をかけずにそのまま売却してしまったほうがトータル的にお得になる場合もあります。

 

相続した不動産の状態によるところが大きくなります。

不動産売却を成功させるために売主自身ができること

内覧 不動産

内覧時には清潔な服装で案内する

購入希望者は物件を見にきていますが、所有者がどういう人なのかも気になっています。そのため、正装する必要はありませんが男性であれば襟付きのシャツなど清潔感をアピールできる服装にすると印象が良くなります。

値引き交渉は断らずに上手に対応する

中古住宅の不動産売却であれば「値引き交渉」を受けることが多くなります。あまりにも値引きの金額が大きければ断ることになります。

しかし、ある程度の値引き交渉であればすぐに断らずに価格交渉の場を設けることが大切です。新築物件と比較すると購入希望者の内覧の数が圧倒的に少なくなります。そのため、購入を検討している人と慎重に価格交渉し、売却のチャンスを逃さないことが売却成功のポイントになります。

まとめ

相続した不動産の売却は、売主が費用をかけずにできる工夫をおこなうだけでも大きく売却成功に近づくことができます。

 

費用をかけるリフォームやインスペクションは自分の判断だけで先におこなわずに、信用できる不動産会社に相談してからおこなってみてください。相続した不動産に適切な修繕方法や売却方法のアドバイスを受けることができます。

不動産売却のことなら「住宅市場」におまかせください。

物件ごとに最適な売却方法は異なります。

 

お客様第一に考え誠実に売却活動をおこない、お客様のご要望にお応えします。

 

「住宅市場」は、那珂市を中心としたエリアで活動する地域密着型の不動産会社です。

 

まずは、お気軽にご相談ください。

 

 

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著者情報

藤井 義光

藤井 義光株式会社住宅市場 代表取締役

株式会社住宅市場の代表取締役を務める藤井 義光と申します。当社では、住宅用地や建売住宅、中古住宅など、豊富な住宅情報を取り扱っております。
お客様のご要望に合わせて最適な物件をご提案し、快適な住まい探しのお手伝いをさせていただいております。
今後も、住宅市場の最新情報を発信してまいりますので、ぜひご覧ください。

資格・経歴: 宅地建物取引士(茨城県宅地建物取引業協会会員免許宅建業/茨城県知事(3)第6818号)

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