不動産お役立ちコラム
住宅ローンに諸費用を組み込みできる銀行一覧|デメリットや仲介手数料についても解説
100万円以上することも多い諸費用を住宅ローンで借りる人は大勢います。
しかし、すべての銀行で対応しているわけではありません。
そこで今回は「諸費用組み込みができる銀行一覧」や「ローンを使うデメリット」、「仲介手数料」について解説します。
【コラムでわかること】
- 諸費用の支払い方によって異なるメリット・デメリット
- 諸費用組み込みができる銀行
- 仲介手数料について
目次
諸費用とは
諸費用には「仲介手数料・住宅ローンの事務手数料・税金・火災保険料」などが含まれ、契約時からお引き渡しまでに支払います。
諸費用の相場は物件価格の「7%~10%」程度で、2,500万円の物件の場合「175万~250万円」になります。
諸費用の3つの支払い方とは?それぞれのメリット・デメリット
諸費用の支払い方法は3つです。
- 現金
- 住宅ローンに組み込み
- 諸費用ローン
「高額な諸費用を現金で準備できない!」
「諸費用を金利の低い住宅ローンに組み込んで自己資金を残しておきたい!」
諸費用は現金で支払うのが一般的ですが、上記の理由からローンを利用される方も多いです。
現金で支払った方が良いのか、ローンを組んだ方が良いのかは資金計画によって変わってきます。
現金
【メリット】
- 総支払額が一番お得になる
諸費用を現金で支払うことで諸費用分の利息が発生しません。
ローンを組んだ場合と比較して支払う総額を減らせるメリットがあります。
【デメリット】
- 自己資金が少なくなる
小さいお子様がいるご家庭やこれからご家族が増える予定のご家庭では、将来支出が増える可能性が十分あります。
お子様の成長とともに「塾代」「部活代」「食費」などの支出が増えるため、ある程度現金があると安心です。
将来、金利の高い「教育ローン」や「カーローン」を利用するより、現金を残すために住宅ローンに組み込んだ方がお得になる可能性があります。
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住宅ローンに諸費用を組み込む
【メリット】
- 諸費用を貯める期間を待たずに若い年齢で住宅を購入できる
- 返済スタート時期を早くできる
「住宅ローンを組むのは早い方がいい」という話はよく聞くかと思います。
理由として「返済期間を長くできる・無理のない返済計画がしやすい・老後資金を貯めやすい」などがあります。
住宅ローンの返済を早めにスタートすることで、それだけ完済時期も早くなります。
ゆとりの老後生活を送りやすくなるメリットがあります。
【デメリット】
- 総支払額が増える
- 金利が高くなることも
- 審査が通らないことも
「借入額の増加」=「利息の増加」になるため現金と比較して総支払額が多くなります。
また、物件価格以上の融資を利用するため「オーバーローン」の状態になります。
オーバーローンの場合、金融機関によっては通常より高い金利を設定していることもあります。
そのほか、年収や借入額などによっては住宅ローンの審査が通りにくくなる恐れがあります。
諸費用ローン
【メリット】
- 諸費用ローンを扱っている銀行を選択できる
住宅ローンに諸費用組み込みができない銀行でも諸費用ローンを使えることがあります。
【デメリット】
- 金利が高い
諸費用ローンは通常の住宅ローンと比べて金利が高い傾向にあります。
また、すべての金融機関で諸費用ローンを取り扱っているわけではないため注意が必要です。
諸費用組み込みで住宅ローンを借りれる銀行一覧
auじぶん銀行
最低金利「0.389%」(2022年12月時点)
金利の低さに加えて住宅ローンに組み込める諸費用の内容も充実しています。
団体信用生命保険の選べるプランも多く総合評価の高い金融機関です。
【諸費用として適用できる範囲】
売買契約書に貼る収入印紙・登録免許税・司法書士・土地家屋調査士の手数料、住宅ローンの事務手数料、火災保険料、地震保険料、不動産仲介手数料、引っ越し費用
詳ししくはこちら>>> auじぶん銀行
新生銀行
最低金利「0.35%」(2022年12月時点)
金利が低く事務手数料などの初期費用も安く抑えることができる金融機関です。
安心パックシリーズをオプションで加入でき、共働きに嬉しいサービスなどご家庭にあったオプションを選びやすくなっています。
【諸費用として適用できる範囲】
仲介手数料、住宅購入にかかる手数料、各種税金、火災保険料・地震保険料、修繕積立基金、下水道加入負担金など
詳しくはこちら>>>新生銀行
住信SBIネット銀行
最低金利「0.44%」(2022年12月時点)
毎年上位の人気を誇るネット銀行です。
全疾病保障でもしもの時の備えや繰り上げ返済の手数料0円など金利の低さにプラスしてお得な内容が充実しています。
【諸費用として適用できる範囲】
印紙代・登記費用・火災保険料
詳しくはこちら>>>住信SBIネット銀行
住宅ローンおすすめ銀行一覧
住宅ローンに諸費用組み込みとは関係なくおすすめの銀行をご紹介します。
三井住友銀行
最低金利「0.475%」(2022年12月時点)
メガバンクだからこその安心感がある金融機関です。
ネット銀行と比べて金利が高く感じますが、店舗も多いため直接窓口で住宅ローンの相談がしやすいメリットがあります。
また、共働きのご家庭に安心のクロスサポートや8大疾病保障、自然災害による被害の一部免除など安心の保証が充実しています。
詳しくはこちら>>>三井住友銀行
楽天銀行
最低金利「0.535%」(2022年12月時点)
全疾病保障など安心の保険を付帯できる点や融資事務手数料などの諸費用が安いことがメリットです。
ただし、審査結果によって適用金利が大きく変わってくる点には注意が必要です。
詳しくはこちら>>楽天銀行
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手付金と頭金の相場や支払うタイミングは?
諸費用に含まれない「手付金」と「頭金」ついて解説します。
手付金
手付金は売買契約時に必ず現金で支払うお金です。
違約などによってキャンセルしない限り売買代金の一部に充当されます。
相場は物件価格の「5%~10%」になり、2,500万円の物件なら「125万円~250万円」程度です。
頭金
頭金の支払うタイミングは契約から決済までの間です。
頭金は売買価格の一部になるため借入金額を抑えることができます。
相場は物件価格の「20%」ですが、必ず支払う必要があるお金ではないため資産状況と照らし合わせて検討してみましょう。
仲介手数料はいくら?支払うタイミングは?
仲介手数料の支払うタイミング
仲介手数料は売買契約が成立したタイミングで支払いが発生します。
諸費用ローンを組んだとしても一時的に現金を準備する必要があります。
仲介手数料の計算方法
仲介手数料の上限は売買価格によって異なります。
【速算式】
(売買価格×3%+6万)×1.1
【2,500万円の物件の場合】
(2,500万×3%+6万)×1.1=89.1万円(税込み)
諸費用込みの住宅ローンで早めの返済スタート
住宅購入のための諸費用は高額になるため、すべてを現金で準備できない方も多いです。
住宅ローンに組み込んだり、諸費用ローンを利用したりすることで早めに住宅購入ができ、無理のない返済計画がしやすくなります。
「何百万円も貯金がない」「35年間の住宅ローンを組むのが不安」という方もまずは不動会社に相談してみましょう。
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