不動産お役立ちコラム
ハウスメーカーの選び方|これだけは確認したい6つのポイント
理想の注文住宅を建てられるかはハウスメーカー選びで決まります。
依頼してから会社のデメリットを知って後悔しないためにも、確認したい6つのポイントや坪単価で異なる住宅の違いについて解説します。
価格や保証、安心感など優先するポイントはご家庭ごとに違いますが、ハウスメーカーや工務店を比較するためにもぜひ記事を参考にして頂ければと思います。
【コラムでわかること】
- ハウスメーカーと工務店の特徴
- ハウスメーカーの選び方
- 坪単価ごとの家の特徴
- ハウスメーカー選びの流れ
目次
ハウスメーカーは大手と工務店どっちがいいの?
まずは、大きくわけて特徴が異なる「ハウスメーカー」と「工務店」の違いについてご紹介します。
どちらがご家族の条件に合うのかを知るためにも特徴を確認してみましょう。
大手ハウスメーカーのメリット・デメリット
【メリット】
- 知名度があり、安心感が抜群
- 施工対応エリアが全国
- 品質や保証も信頼できる
【デメリット】
- 工務店と比較して価格が高い
- 条件や希望に対してマニュアル化されているため柔軟な対応ができない
大手ハウスメーカーはなんといっても安心感が抜群にあります。施工実績が豊富なため、すでに何万世帯も住んでいると思うと品質や保証、アフターサービスも信頼できます。
「費用が高くても何十年と住む家だからこそ安心できる大手ハウスメーカーを選びたい!」と思う人は多いです。
工務店のメリット・デメリット
【メリット】
- 間取りやデザインの自由度が高く、柔軟な対応が期待できる
- CMなどの広告料を省けるため、大手と比較して安く建築できる
- アフターサービスも親身に対応してくれるケースが多い
【デメリット】
- 着工から完成までの期間が長くなりやすい
- 倒産のリスクがある
工務店は全国的な知名度はないですが地域では評判の施工会社も多く、詳しく調べることで安心して依頼することが可能です。
また、CM料など建築以外の無駄を省くことで坪単価を安く抑えて建築できるメリットがあります。
「大手ハウスメーカーと同じ設備で価格も安いなら工務店が良い!」と工務店を選ぶ人もいます。
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ハウスメーカーの選び方6つのポイント
①価格
無理のない住宅ローンにするためにも予算内で建築できるハウスメーカーなのか確認してみましょう。
【30坪4LDKの住宅】
坪単価40万円 | 1200万円 |
坪単価70万円 | 2100万円 |
坪単価90万円 | 2700万円 |
価格帯でハウスメーカーを選ぶ注意点として「坪単価は本体工事費のみ」ということです。
そのほかにも「付帯工事費」「諸費用」などが必要になるため、坪単価が予算ギリギリになるハウスメーカーだと最終的に予算オーバーする可能性があります。
②住宅性能「断熱性・気密性」
日本は地震が多い国のため「耐震性」はどのメーカーも高い傾向です。
そのため確認したい箇所は「断熱性・気密性」です。断熱や気密が高い住宅であれば、夏は涼しく冬は暖かい住宅にできます。
また、大開口の窓や採光が確保できる明るいリビングを検討しているなら窓の断熱性はとくに重要です。
「樹脂サッシ」や「トリプルガラス」などハウスメーカーごとに比較してしましょう。
③デザイン
メーカーごとに得意なデザインは異なります。
「シンプルモダン」「ナチュラルモダン」「カリフォルニアテイスト」など理想の住宅をイメージしてみましょう。
好みのデザインの施工実績が豊富なハウスメーカーを選ぶと、イメージを共有しやすく家づくりがスムーズになります。
④保証+アフターサービス
安心して長く住むためにも保証とアフターサービスの内容を十分に確認しましょう。
保証期間は「10年・20年・30年」とハウスメーカーごとに異なり、住宅の構造部分や設備関係の保証期間もそれぞれ異なります。
注意点は「30年保証、ただし有償点検が条件」など無料の保証期間と有料になる部分を勘違いしないことです。
「保証期間が長くて安心!」と思っていても条件を満たすための点検や修繕費用が200万以上になるケースもあります。
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➄構造や工法
木造住宅が一般的ですが、鉄骨造の住宅を建てるハウスメーカーもあります。
鉄骨造はコストが高くなりやすい傾向ですが、地震に強くワンフロアを広く設計できるメリットがあります。
また、工法には「木造軸組工法」と「2×4工法」があります。
木造軸組工法は、在来工法とも呼ばれており柱と梁を組み合わせる日本でもっともメジャーな工法です。
2×4工法は、面と面を組み合わせて箱状の空間つくります。耐震性や耐風性に強いメリットがあります。
⑥営業マンとの相性
注文住宅では営業マンや設計士と打ち合わせする回数が多くなります。
理想の住まいにするためにも「相談しやすい・返信が早い・提案が適格」など信頼できる人物であることが重要です。
ハウスメーカーの坪単価によって異なる違いとは
坪単価の違いによって間取りの自由度や設備のグレードが異なります。
条件に合うハウスメーカーを選ぶためにも住宅の違いについて確認してみましょう。
坪単価目安 | 施工会社 |
坪単価35万円~50万円 | タマホーム
パパまるハウス |
坪単価60万円~80万円 | 一条工務店
大和ハウス |
坪単価70万円~100万円 | ヘーベルハウス
積水ハウス |
【坪単価35万円~50万円】
メインとしている住宅価格が1000万円台の注文住宅です。コストを抑えて希望の土地で住宅を建てることができます。
ただし、ローコスト住宅の多くは、間取りやデザインの自由度が少ない「規格住宅」になります。
決められたプランから選ぶため「失敗しにくい・決める項目が少ないためラク」などのメリットがある反面、こだわりが強い人だと自由度の低さに不満を感じやすくなります。
【坪単価60万円~80万円】
ほとんどが完全フリー設計の注文住宅になります。間取りやデザインにこだわりがある人でも納得できる住宅を建てやすくなります。
また、断熱性・気密性などの住宅性能やキッチン・洗面台などの設備のグレードも標準仕様で高くなります。
【坪単価70万円~100万円】
大手ハウスメーカーは坪単価70万円以上が多く、顧客満足度も高い注文住宅です。機能性の高い快適な間取りやオリジナリティー溢れたデザイン住宅にすることが可能です。
「自由度・住宅性能・設備のグレード・保証」どれも優れているため長く快適に住める住宅をつくることが可能です。
ハウスメーカー選びの流れ
土地+建物の予算と割合を決める
注文住宅では「建築費用」と「土地購入費用」を合わせて予算を決めます。
- 年収で借入限度額をシミュレーション
- ライフスタイルに合った無理のない返済額を確認
- 予算を決めたら土地と建物の費用割合を大まかに決める
建築費用の予算が決まればハウスメーカーを絞りやすくなります。
カタログ請求し理想の住宅をイメージする
予算内で建築できそうなハウスメーカーにカタログ請求します。
カタログでは「ハウスメーカーごとの強みや特徴」を知ることができるため、デザイン以外の部分も十分理解することが可能です。
好みのハウスメーカーを選び、家族で暮らしのイメージを共有してみましょう。
住宅展示場で実物を確認する
カタログだけでハウスメーカーを決めてしまうのはおすすめしません。
住宅展示場やモデルハウスなど実物を見て、営業マンから直接話を聞いてみましょう。
疑問に思った点もその場で気軽に聞けるため、資料ではわからなかった部分もハウスメーカーごとに比較することができます。
気に入った2~3社に見積もりを依頼する
最初から1社に絞らずに2~3社に見積もりや間取りプランを依頼してみましょう。
費用も含めてトータル的に比較できます。
ハウスメーカー選びは優先したい条件のバランスを考えよう
ハウスメーカーの選び方についてご紹介しました。
価格や住宅性能、安心感など注文住宅に求める条件をご家族で話し合い優先順位を決めておきましょう。
また、理想の暮らしをイメージすることで予算や条件にあったハウスメーカーを選びやすくなります。
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