不動産お役立ちコラム
不動産購入の流れや最初に決めておくポイント、引き渡しまでの期間を解説
人生で一番高い買い物である不動産。後から後悔しないためにも事前に不動産購入について調べておきたいですよね。
そこで今回は、「不動産購入までの流れ」や「購入前に決めておくポイント」、物件によって違う「引き渡しまでの期間」について解説します。
【コラムでわかること】
- 不動産購入の流れがわかる
- 不動産購入するために最初に決めておくポイントがわかる
- 注文住宅や建売住宅、中古住宅の購入までの期間がわかる
目次
不動産購入前に決めておくポイント
事前に決めておくと物件探しから購入までがスムーズにいくポイントをご紹介します。
注文住宅や建売住宅、中古住宅のどの物件を購入するか決めておきましょう
最初にどの物件を購入するか家族で話し合って決めることが大切です。不動産を購入することが決まっても、所有している土地に注文住宅を建てるのか、新築の建売住宅を購入するのか、中古住宅にするのかによって資金計画が変わってきます。
資金計画を立て購入予算を決めておきましょう
不動産を購入する場合「20年~35年間」など長期に渡って住宅ローンを組むことが多くなります。そのため資金計画をしっかりと立てることがポイントになります。
「銀行から借りることができる金額の上限」と「日々の生活を楽しみつつ無理なく返済できる金額」は違ってきます。また、子どもの成長などライフステージの変化によっても支払いが大きく変わってきます。
不動産購入前には現在の年収だけではなく、将来の支出も含めてシミュレーションしておくと安心ですね。
条件の優先順位をリスト化しておきましょう
住宅に求める優先順位を話し合っておくことで、不動産を選ぶ際に迷わずに決めることができます。
- 住宅の広さ
- 間取り
- 日当たり
- 勤め先や学校までの距離
- 駅までの距離
- 住環境(公園 スーパー 病院が近いなど)
- 住宅の構造(耐震性や長期優良住宅など)
- 物件の外観や内装の見た目
- 不動産価格(希望価格と上限価格を決めておくのもオススメです)
不動産購入の流れ
不動産購入までの流れを解説します。
情報収集
購入を希望している地域では、どのような物件がいくらで売買しているのかを情報収集してみましょう。相場を知ることが大切です。検索条件を「○○市」「2500万円以下」「4LDK」「新築」など自身の希望条件をおおまかに検索してみてください。
不動産会社に物件や資金計画を相談
不動産会社に相談しにいきましょう。購入したい「物件の条件」や「購入の動機」、「予算」を伝えることで条件に合う物件の紹介を受けることができます。
また、物件の資料を見たり、担当者と話したりすることで希望条件の優先順位が変わったり、気づかなかった条件が新たにでてくることもあります。
不動産の見学
気になった物件はどんどん見学しにいきましょう。資料と実際の見た印象が違うこともあります。また、見学することで家の広さや収納の広さを体感することができるため、引越し後のイメージが作りやすくなります。
時間があれば明るい昼間と夕方や夜に見学することで住環境をより把握しやすくなります。
また、1日に何件も見学する場合は、どの物件が良かったかなど後でわからなくなることがあります。「チャックリスト」を持っていくと後で見返した際にわかりやすいためオススメです。
- 外観の印象
- 内観の印象
- 日当たり
- 動線の良さ(帰宅後や家事をする時にどのように動くか確認)
- 庭の広さや状況(駐車しやすいか、手入れはしやすいか、草花を植える場合など)
- 近隣住宅との距離や周辺環境
買付証明書を書いて申し込み
購入を決めたら「買付証明書」という申込書を売主に提出します。買付証明書には不動産の「希望購入価格」や「氏名・住所」などを記入します。
そして希望購入価格を仲介会社と売主が交渉し、成立した場合に契約日の日程調整をおこなう流れになります。また、契約日までに「住宅ローンの事前審査」をおこないます。
売買契約を締結
買主・仲介会社・売主の3者が集まり売買契約をします。最初に物件の「重要事項説明書」の説明を受けます。専門用語も多くでてくるため、わからない場合はその場で迷わず質問してみましょう。理解しないまま契約に進むことでトラブルになることもあります。
次に「売買契約書」の説明を受け記名押印し契約締結になります。このとき売主に「手付金」を支払います。「手付金」は現金と振り込みでの支払いの場合があります。
住宅ローンと火災保険の申し込み
契約締結後に住宅ローンと火災保険の申し込みをおこないます。住宅ローンは申し込む金融機関によって金利や団体信用保険の内容が異なります。そのため複数の会社を比較検討し、自身の条件に合うものを選択しましょう。
また、火災保険は住宅ローンを組む場合に加入することが必須になります。補償内容や保険期間を確認し、不必要な補償が入っていないか確認しておきましょう。
決済 引き渡し
「決済」とは、購入価格から手付金を引いた残りのお金を売主に支払うことです。決済の場所は住宅ローンを組んだ金融機関になることが一般的です。
残代金の支払いが完了すると売主から物件の「鍵」や「物件引き渡し完了確認書」などの書類を貰うことになります。決済が終われば不動産の所有者は買主になり引き渡し完了になります。
また「仲介手数料」は売買契約時に半額、引き渡し時に半額支払う方法を取っている仲介会社が多いですが、住宅市場は引き渡しまですべて完了してからお支払い頂いております。仲介手数料は現金と振り込みの場合があります。
注文住宅、建売住宅、中古住宅の引き渡しまでの期間
購入する不動産によって引き渡しまでの期間が異なります。それぞれの期間をご紹介します。
注文住宅の引き渡しまでの期間は「7カ月~1年」
注文住宅は、「所有している更地に建てる場合」は引き渡しまで「7カ月~1年」程度かかります。「土地探しから始める場合」は「1年以上」かかることを想定しておきましょう。
①複数の会社に「間取りのプラン」と「見積もり」を依頼し比較検討します。目安は「1カ月程度」です。
②施工会社が決まったら、プランを元に設計図を作成し、「請負契約」をおこないます。契約後に行政から着工の許可がおりるまでに「2カ月程度」かかります。この間に決めておく必要のある建具や設備関係を決めていきます。
③建物の着工から完成までの目安は「3カ月~5カ月」です。しかし雨天の期間が長引くと工事が止まり完成までの期間が延びる場合があります。
④完成後から決済までの目安は「1カ月程度」です。完成後に建物の検査や登記手続きなどをおこなうためすぐに決済とはなりません。
建売住宅の引き渡しまでの期間は「1カ月~1カ月半」
建売住宅の場合は建物が完成しているのか未完成なのかによって引き渡しまでの期間が変わってきます。未完成であれば完成までの期間によって異なります。
建物が完成済みであれば、契約から引き渡しまでおおよそ「1カ月~1カ月半」になります。建物が完成しているため、手続きや金融機関への審査の時間だけが必要になります。
①買付証明書を提出。金額などの条件交渉は「1日~2日」
②住宅ローンの事前審査「2日~1週間」
③売買契約。重要事項の説明も含めて「2時間~3時間」
④住宅ローンの本審査「1週間~2週間」
➄決済「1時間程度」
中古住宅の引き渡しまでの期間は「1カ月~半年」
中古住宅は、売主の状況によって期間が「1カ月~半年」と大幅に変わります。売主が住んでいない状態であれば、建売住宅と同様に引き渡しまですることができます。
しかし、売主がまだ住んでいる状態であれば、売主が新居を契約して引越しが完了するまでの期間が必要になります。
中古住宅を購入する場合は、すぐに引き渡しができる状況なのか事前に確認しておきましょう。
まとめ
不動産を購入する人はほとんどの人が初めてになります。わからないことが多すぎて戸惑うこともあるかと思います。
しかし、不動産購入までの流れや期間を理解することで安心して物件探しをスタートさせることができます。今回の記事を参考にして頂き、希望の物件を探してみてはいかがでしょうか?
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