不動産お役立ちコラム
【初心者版】注文住宅の流れや期間、土地購入から費用の注意点までわかりやすく解説
注文住宅をスムーズに建てるには事前に「全体の流れ」や「引き渡しまでの期間」を知っておくことが大切です。
また、土地がない場合には「ハウスメーカー探し」と同時に「土地探し」をおこなう必要があります。
そこで今回は、注文住宅の「全体の流れ」や「目安となる期間」、「住宅ローンの支払い」や「費用の注意点」をわかりやすく解説します。
【コラムでわかること】
- 注文住宅引き渡しまでの期間の一覧表
- 土地購入までの流れ
- 住宅引き渡しまでの流れ
- 住宅ローン「つなぎ融資」「土地先行融資」
- 注文住宅にかかる費用の注意点
目次
注文住宅引き渡しまでの期間の目安は「1年~1年半」
注文住宅の引き渡しまでの期間は「1年~1年半」が目安になります。建物の着工から完成まで5カ月だったとしても、土地探しや住宅ローンの審査、間取りのプランや設備を決める際に時間がかかります。
【注文住宅】 土地購入までの流れ |
期間の目安 |
①資金計画・イメージ作り | 1カ月 |
②ハウスメーカー探し | 2カ月~3カ月 |
③土地探し | |
④土地購入 |
【注文住宅】 住宅引き渡しまでの流れ |
期間の目安 |
⑥間取りプラン作成依頼 | 3カ月~4カ月 |
⑦工事請負契約 | |
⑧プランや設備の詳細決め | |
⑨住宅ローンの申し込み | 2週間~1カ月 |
⑩着工 | 5カ月~8カ月 |
⑪完成・引き渡し |
注文住宅の土地購入までの流れ
資金計画「土地代+建物代+諸費用」
最初に予算を決定します。「住宅ローンで借りられる上限」や「自己資金」を確認しましょう。
借り入れの上限を確認したら将来のライフイベントや家族構成を考慮して「無理のない返済額」を決めます。
予算には「土地購入費用+建築費用+諸費用」を含めます。
「暮らしのイメージ」を家族で話し合おう
家族で話し合って暮らしのイメージをつくりましょう。住宅のイメージはネットで検索したり、請求した資料を確認するとイメージしやすくなりますよ。
【住宅のイメージ】
- 外観デザイン「四角いモダンな家・白い北欧風の家」など
- 内装や設備「高級感のあるアイランドキッチン・リビング階段」
【立地条件】
- 「実家・会社・学校・駅」の近く
- 「日当たり」や「治安」の良さ
特に共働きであれば、子育てのサポートが受けやすい実家の近くや通勤時間の短縮などを考慮すると良いでしょう。
「ハウスメーカーや工務店探し」比較するポイントは?
自分たちの理想の住まいをどのメーカーで建てるのか迷いますよね?後悔しないための確認ポイントをご紹介します。
【ハウスメーカーと工務店の違いは?】
- 大手ハウスメーカー:全国展開しており施工数も多い。CMで名前を知っていることもあり安心感がある。
- 工務店:地域密着型の工務店は、CMなどに広告費をかけていないことで同じクオリティでも建築費用が安い傾向。大手にはできない細かなサービスも。
【施工会社の探し方】
- 資料請求
- モデルハウス見学
【比較するポイント】
- 坪単価だけではなく総工事費用
- 標準仕様+追加オプション工事内容
- デザインだけではなく耐震性・断熱性などの性能
- アフターサービスや保証内容
「土地の探し方」不動産会社は優良物件が豊富
土地の探し方には「インターネット検索」「不動産会社に依頼」「ハウスメーカーに依頼」があります。
最初は、大手検索サイトの「スーモ」や「アットホーム」を利用し、住みたいエリアや土地相場を確認すると良いでしょう。
エリアをある程度選択できた後は、地域に詳しい不動産会社に希望条件を伝えて依頼します。ネットに掲載されていない「優良な未公開物件」も多いので、ネットだけではわからないお客様にあった土地情報の紹介を受けやすくなります。
また、ハウスメーカーでも土地探しを依頼できることもあります。しかし、あくまで家を建てることがメインの会社になるため、紹介される土地情報が少ない恐れがあります。
「土地購入」手付金の目安は10%
気に入った土地が見つかれば「敷地調査」をおこない「どれくらいの家が建てられるのか」を調査します。
その後、土地について「重要事項説明書」で詳しく説明を受けて「売買契約書」にサインする流れになります。契約時には「手付金」を支払います。
手付金は土地代金の「10%」とすることが多いですが、契約状況によって異なるため不動産会社に確認してみましょう。
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注文住宅の間取り作成から引き渡しまでの流れ
間取りプランの作成と見積もり
「間取りプランの作成」と「見積もり」を無料でおこなっているハウスメーカーは多いです。希望条件を伝えてプラン作成を依頼しましょう。
また、ハウスメーカーによって「見積書」に載せている項目が異なるため、どこまでが費用に含まれているのか確認することが重要です。
施工会社と「請負契約」
間取りプランが決まったら施工会社と「請負契約」を結びます。その後、間取りの設計図を行政に「確認申請」→「確認済証」発行→「着工」の流れになります。
間取りプランを行政に提出して「建築基準法」問題がないか確認をとってからの着工になります。
住宅ローン本審査申し込み
施工会社と「請負契約」を結んだタイミングで金融機関に本審査を申し込みます。「金利の低さ」や「団体信用保険に追加できる保険の充実度」などを比較してみましょう。
プランや仕様の詳細な打ち合わせ
色や設備の細かな部分を打ち合わせします。決める項目が多いため1回だけでは終わらないこともあり、こだわりが多い人は打ち合わせに必要な期間も長くなります。
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着工
工事が始まる前に「近隣へのあいさつ」や工事の安全を祈った「地鎮祭」をするのか施工会社に相談してみましょう。
近隣へのあいさつは施工会社のみでおこなう場合や地鎮祭をしない選択をすることも可能です。
竣工・引き渡し
完成後には内装にキズや不具合がないか施工会社と一緒に確認します。少しでも気になった箇所があれば必ず伝えるようにしましょう。
注文住宅の住宅ローンなら「つなぎ融資」「土地先行融資」
「土地購入」+「注文住宅を建築」をおこなう場合、通常の住宅ローンとは別に「つなぎ融資」や「土地先行融資」を利用する人が多くなります。
土地の購入だけでは住宅ローンを契約できないため、建物が完成するまでの期間のみ利用するローンになります。
つなぎ融資とは?
つなぎ融資とは、住宅ローンが実行できる住宅完成までの期間「利息」だけを支払うローンのことです。土地費用以外にも住宅の完成前に支払う「中間金」の支払いにも利用することができます。
土地先行融資とは?
土地先行融資とは、土地代金を先に支払うローンになります。住宅完成後に住宅ローンを実行します。
注文住宅の費用の注意点
注文住宅では「坪単価」だけを見て資金計画を立てると後悔しやすくなります。必ず坪単価に含まれない項目も確認しましょう。
本体工事費
建築費用のメインになる項目です。「仮設・基礎・構造躯体・屋根・内装・設備・仕上げ」などがあります。「1500万円~3500万円」が一般的に多い価格帯になります。
付帯工事費
付帯工事費は、購入した土地の状況によってかかる項目が異なります。「外構工事・地盤改良工事・給排水工事」などです。
地盤改良工事は地盤の緩さによっておこなう工事内容や費用が異なります。
諸費用
諸費用には「税金・登記費用・建築確認申請費用・設計料・住宅ローンの事務手数料・火災保険料・引っ越し費用・家具家電購入費用」などがあります。
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まとめ
土地がない状態から注文住宅を建てる流れをご紹介しました。引き渡しまでの期間が「1年~1年半」と長期になるため事前にスケジュールを立てることが大切です。
また、家族が快適に暮らすためには「理想の家」と「好条件の土地」が必要になります。お得な土地を購入するためにも地域に詳しい不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか?
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